クオーツFX:優れた防汚性と耐久性 ガラスコーティングのパイオニア
クオーツガラスコーティングってなに?
ガラスコーティングと呼ばれるコーティング方法は、その名の通り、施工対象物を薄いガラス膜で覆うというコーティング方法です。
ワックスやポリマーとよく混同されるのですが、そのメカニズムや特徴は全く異なるものです。
塗布されたガラスコーティング液は、空気中の水分と反応し、完全無機質なシリカガラス膜へと転化します。
このガラス膜が長期にわたり優れた防汚性を発揮し、施工対象物を保護します。
クォーツガラスコーティングは、ガラスコーティングのパイオニアとも言えるベーシックモデルで、その特徴である「防汚性」「密着性」「耐熱性」等は、現在においてもコーティング剤の基本となっております。
また、クォーツガラスコーティングは他のトップコートの性能を引き出すベースコートとしても利用出来ます。
なお、クォーツFXとは、クォーツガラスコーティングを軸として、
下処理から始まる施工一連の工程を全てクォーツガラスコーティングに特化させたシステムの名称です。
なぜ「ガラス」なのか?
例えば、野外に放置されたスクラップ車両を思い浮かべて下さい。
時間の経過とともに、雨や紫外線などによって、塗装は色あせ、ボディは錆び、プラスティックやゴムのパーツは劣化し、どんどんボロボロになっていきます。
しかし、ウインドウガラスは、土ぼこりなどで汚れることはあっても、ガラスそのものはいつまでも劣化することなく存在し続けます。
これはガラスが無機質だからであり、水分、紫外線、熱、酸やアルカリ、塩分などの外的要因によって、劣化や変質をしないからです。
これと同様に、クォーツガラスコーティングのガラス膜も、これらの外的要因によって劣化する事がほとんどないため、
長期間にわたって汚れやサビなどから対象物を保護し続ける事が出来るのです。
一般的なワックスやコーティング剤との違いはなに?
市販されているワックスやコーティング剤などに良く「抜群の水はじき!」というようなフレーズが記されています。
この水を弾く性質を撥水性と言います。
一般的なワックスやコーティング剤は、この撥水性を得る為に油分を主成分として作られています。
水と油は互いにはじき合いますから、表面に油を塗る事で水や水性の汚れをはじき、その付着を抑えているのです。
ところが、汚れには油分を含むモノもあるのです。
この油性の汚れは、油同士である為に、ワックスなどと馴染みやすいという性質を持っています。
そして一旦馴染んでしまうと、それは落としにくい、いわゆる頑固な汚れとなってしまうのです。
一方、クォーツガラスコーティングを施工した表面は「親水性」という性質を帯びます。
これは撥水性とは逆の、水と馴染む性質の事です。
水と馴染むという事は、言い換えれば油ははじくという事です。
つまり、クォーツガラスコーティングを施したボディ表面は、油性の汚れを寄せ付けにくい状態となり、
また付着したとしても、それは表面的に乗っているに過ぎないので、水で流すだけで簡単に落とす事が出来るようになるのです。